ラブソングをもう一度



海、ごめんね。



あの時あたしが、あなたを知りたいなんて思わなかったら。

あなたに近付きたいなんて、思わなかったら。

あの日、あの駐車場で、あなたを待たなかったら。


きっと、あなたは、今もあなたの言う、「普通で平凡」な生活を送っていたんだろうね。



あたしは知っていたのに。

「普通で平凡」な毎日が、どんなに幸せなことかを。



壊してしまって、ごめんね。


愛してしまって、ごめんね。








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