ラブソングをもう一度
「シングルベッドにこうして二人で眠ると、少し狭いよね」
行為の後の独特のまどろみの中で、レイに話しかける。
「狭いくらいがちょうどいいよ」
レイは俺の腕を枕にして、顔を寄せてくる。
ベッドの中のレイは、甘えん坊で可愛らしい。
「たしかに狭い方が、こうしてよりレイの近くで眠れるね」
俺は、レイの前では素直でいようと誓った。
こうして、一方的でも気持ちを言葉にする。
そうすれば、いつかはレイも俺に心を開いてくれるかもしれない。
俺は臆病者だから、自分からは到底聞けなくて。
そんなことを考えていた。