ラブソングをもう一度
この日を境に、俺たちの関係は少しだけ変わったような気がした。
まぁ、それは俺の勘違いかもしれないけど。
俺はレイに対して、今まで以上に優しく接したし、
レイは俺に対して、甘えたり、少し我が儘を言うようになった。
バイトがない日には、一緒に散歩にも行ったし、
カフェでお茶をしたりもした。
「なんだか、カップルみたいだね」
と、レイが笑っていうから、
じゃあ今まで、体を重ねてきたことは、カップルのする行為ではなかったのか、と突っ込みたくもなった。
だけど俺は、そんな事は決して口にしない。
「俺は、レイとこうして何気なく過ごすことが、幸せだよ」
と、ただ笑ってそう言うのだ。
とても穏やかで、優しい日々だった。
こんな毎日が、ずっと続けばいいのに。
そんなことを考えていたある日、レイは姿を消した。