ラブソングをもう一度
「海は、なにを生き甲斐に生きてる?」
俺の腕を枕にして横になるレイは、いつもとてもセクシーで、年下には、到底見えない。
「生き甲斐?なんだろう。毎日を普通に平凡に、何も考えずに生きてきたからな」
ただなんとなく、高校を卒業して、大学に入って。
やりたいこともない。
目標とか、夢とか、そういうものは、俺からは程遠い気がする。
「もったいないよ。普通に生きるってすごく難しいことなんだから」
諭すように、レイが言う。
「じゃあレイは、生き甲斐があるのか?」
「あるよ」
せめてそれが何なのか聞くべきだった。
小包を机から拾い上げる。
「……これ…………」
そして気付いたのだ。
この小包の中身を、俺は知っている。
「……なんで…………」