君に嘘を捧げよう

そう言って俺はカイを手伝った。

そして歩きだす。

「もう少しでゴールだぞカイ!」

「…おう」

「…なあカイ」

「なんやねん」

…今なら言える。そんな気がした。

「…ゴメンな」

「は?」

「俺が悪かったー!」

主催席のマイクが聞き取ってしまうくらいの声だった。

「は、恥ずかしいやんけ!この前のアレやろ!?気にしとらん!」

「…ホントに?」

「ホントや!」

「よかったぁー!」

それと同時に俺らはゴールした。
< 47 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop