さくら、ひらひら。
ガラッといきなり襖をあけられてびっくりしたのか、
大と聖治が「わっ!」と叫んだ。
「観光行くよーっ!」
優依が声を張り上げる。
「えぇっ?もう?」「疲れたし…」
男子二人は乗り気じゃないみたい。
「お土産とか買っとかなきゃ!」
「女子の好きな〝おそろ〟か?」
「当たり前でしょ!」
ニコニコ笑うあたしたちにもう男子二人は言い返せない。
そんなわけで4人でぶらぶら、お土産屋さんへと向かった。