「キカイ」の子
静かに自分の部屋に入った冬彦は、迷わず机に向かった。






彼は、机の横に掛けてある通学カバンを取り出すと、明日の学校の用意を始めた。




宿題や予習・復習は、帰宅後すぐに終わらせていたため、あとは教科書などを詰め込むだけだった。






彼は用意を済ませると、カバンをさっきと同じ所に掛けて、やっと席に着いた。







そして、夕食前にしていた勉強の続きをやり始めた。









彼の部屋の電気が消えたのは、午後十一時を回ってからだった。
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