一番輝く星
私は、誰のために生きているの?


私なんて誰からも必要とされてない。
私なんて死んだほうがいいんだ。

高校2年の夏私は、いじめが原因で不登校だった。
そして・・・私は今1年も学校に行っていない・・・。

「あかり!まだいるの?あんた邪魔なんだよ!いじめぐらい我慢すればいいだろ?今日夜ここ使うから夜はどっか行ってよね」
バタンッ

そう家族にも捨てられ、母は男を作って毎晩なぜか私の部屋を使う。
私は、その男に何度もレイプされた。
絶対に会いたくない

私は家を出た。
汚い体いくらお風呂に入ってもきれいにならない体。リストカットのあと・・・
もうボロボロな私は近くの誰もいない公園で思いっきり泣いた。

誰かの足音?あいつだ!こわいこわい誰か・・・
「七瀬あかりか?」

知らない声・・・

「あんた誰?」

「俺はお前のクラスメイトの高橋直樹で~す」

「あっそ!で?何か用?」

「いや、かわいい女の子が泣いてるから」

「ほっといてよ!あんたには関係ないでしょ!」
「あっ!」
と直樹が私の手を見つめ・・・
「何でリストカットなんてすんだよ!親に悪いって思わないのかよ!」

「あんたに何がわかんのよ!」
「親に心配かけんな」
「私なんて必要ないのよ」
「親がいるだろ?」
「は?親?毎日毎晩いつも死ねっていうあの親が?」
「え?」
不思議な顔をして、あたしを見つめる直樹。
あたしは、なぜか直樹に今までの事を話した。

「たいへんだったな・・・」とあたしの頭をなでてきた!
「何?」

「思いっきり泣けって!俺がいるから」

「・・・ありがとう」
それが直樹との出会いだった。
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