炭酸的な君に溺れた。
放課後。
いつものように結菜と帰り、いつものコンビニに向かう。
私達がいつも行くコンビニは少し学校から外れていて、同じ学校の生徒が少ない。
だからなんか落ち着く。
新しいお菓子がどうたらとか、雑誌を読むのが私達の日課で、今日も立ち寄る。
「いらっしゃっいませー」
店員のやる気なさそうな声を聞き届け、雑誌コーナーへ直行。
あ、新しいファッション雑誌だ。
見よー。
「ねぇねぇ!!見て、翼君っ!!カッコイイよねっ!!!」
隣で芸能雑誌を読む結菜が私に翼とか言う芸能人を見せてきた。
特に興味がない私は、
「まーほんとねー」
と誰から聞いても棒読みですいうように答えといた。