桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
「というのがあたしの過去です。ちなみに証拠は・・・この痣です」
そう言って背中の痣を見せた。
みんな青い顔をした、無理もないだろう
それはとてもひどかったからだ。
「これは、君の、その・・・治癒能力で治らないのか?」
近藤さんが聞いてきた。
みんながうんうんと頷いた。
梓紗は悲しい顔をして
「あたしの治癒能力は他人にしか使えないの・・・」
「そうか」
「では、次はあたし秘密を。」
そう言って話に戻った。