桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
梓紗の竹刀は総司の頭の上でピタリと止まっていた。
「ハァァァァァァァ~~」
スッと竹刀をおろして、安堵の息をついた。
ドタンッ!
と大きな音が後ろでした。
振り返ると、座り込んでる沖田がいた。
「ど、どうしたんですか?」
「いや、久しぶりに負けたから。」
そうなんだ・・・流石ぁ~!
そう思った後に土方の方を向いて、
「早く言ってくんない?」
呆けてアホ面の土方が我に返った。
「あ、あぁ・・・勝者・水梨梓紗」