図書館>>>異世界



「私さ、ここに来て…多分、数時間な訳よ。
この世界を何にも知らないの。
だから…何か本あるとこに案内して?」


とりあえず仲良くなった二人にお願いしてみた。

赤い髪がリトで、緑の髪がシューラだ。うん、補色!
お互いがお互いを引き立てあう色してるな。


「じゃあシューラの家だな。
シューラの家は図書館兼学校だから」


「おー、合理的!素晴らしい!……リトの家は何?」

「うちは村に常駐の兵士! 悪いヤツラを捕まえるんだ」


「警察…!?なんだろうこの、緊張感…!」


悪いことなんかしてないのに、何故だか謝りたくなるよね。

よし、リトの家には行かないことにした。


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