図書館>>>異世界



一見すると、『アマネ』様は、可愛らしい方だった。
波打つ栗色の髪に、瞳。

愛らしい顔立ち。

姫に相応しい容姿であった。


『カイト』様もまた、精悍な顔立ちをしていた。

歳が歳だけにまだ幼さも残るが、後二・三年ほどで一層精悍な青年へとなるだろう。

オレンジがかった明るい茶の髪と瞳が、彼の顔立ちによく似合っていた。


成る程。
麗しいお二人である。




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