君がいれば・・・①
握手を求めて手を差し出す。


とっさに手を差し出して握ったあと、我に返って叫び声を上げた。



「えええええーーーーーーーーーっ!!!!」



思いっきり驚いた弟に瀬奈はびっくりした。



やっぱり……意外だよね……驚いたよね?



「ほ、本物?瀬奈」



「う、うん……本物なの」



コクコクと頷く瀬奈。



「何でここにいるの?」



「お姉さんと交際させてもらってます 誰もいない時に家に入り失礼しました」



シンが言う。



「交際?って瀬奈とですか?」



「もちろん 付き合ったばかりだけどね」



「ちょ、ちょっと座って話そうよ」



瀬奈が2人をソファーへ促す。



この4人の中で一番冷静なのはジフンだろう。



彼はシンの後ろに立って見ていた。



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