君がいれば・・・①
「大丈夫ですから 忙しいのは分っていたし」



その時、ファンの「きゃーっ!」と言う声が響いた。



気になってシンの方を見る。



シンが相手役のユンを抱きしめたのだ。



しかしファンの黄色い声で邪魔されて中断になる。



シンが首を横に振っている。



やってられないと言った所なのだろうか。



「シンはすごい人気なんですね」



瀬奈が言うとジフンが苦笑いをした。



「全てをかね揃えた男だからね もてない訳がない」



瀬奈がジフンの言葉に微笑んでシンの方を見ると、一瞬シンと目が会った気がした。




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