君がいれば・・・①

ごめんね

「なんだ?ハジン」


「セナ様はこちらにおられません」


「今なんと言った……?」


「セナ様はお帰りになられました」


ハジンがもう一度言うとシンの片方の眉が上がった。



セナが帰った……?


どういう事なんだ。



「なぜもっと早く言わない!」



シンはポケットから携帯を取り出すと瀬奈にかける。



「この電話は電源が――」



瀬奈につながらなかった。


どうしてなんだ?セナ……。



「セナの様子はどうだった?」



「動揺……戸惑い……ごめんなさいを伝えてくれと」


ごめんなさいだと?どういうことなんだ!?


セナ……。



セナと一緒にいた男は日本で有名な写真家だった。



どんなつながりがあるんだ?


楽しそうに2人は笑っていた。



「ここまで来て帰るとは……何かあったんじゃないのか?」


ジフンが言うとシンは黙って寝室へ行ってしまった。


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