君がいれば・・・①

過労

「今日は無事に彼女を家まで送り届ける 君はそんな簡単な事さえ出来ない」



その言葉にシンの胸にズキッと突き刺さった。



俺はセナを幸せにするどころか苦しめているのか……?



考えていると電話が切れる音がした。



『おいっ!』


すでに切れていた。



沸き立つ苛立ち。



シンは壁に向って拳で殴った。



******



それから毎日、シンからの電話は一日に何度もあったが瀬奈は出なかった。



自分の事を心配してかけてきてくれるのは嬉しい。



自分は嫌われていないんだと実感できる。



だけど……家族に反対されて付き合うことなんて出来ない。



それにあんなの怖いおじい様なんて会いたくない……。



もう2度と会いたくなかった。



それから2週間が経った。



芸能情報でシンが新しいドラマを撮っている事を知った。





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