君がいれば・・・①
「とにかく 俺が払うから 入ろう」



瀬奈の手を引っ張って店の中へ入った。



お金の事を言われるの……ジフンは嫌いみたい……。



瀬奈はカウンターで注文しているジフンの後姿を見てそんな事を考えていた。



シンが振り向いて聞く。



「セナ?飲み物は何がいい?」



「あっ……コーラ」



シンは店員に再び向き直ってコーラを2つ注文した。




奥のテーブルに2人は向き合って座った。



まわりには誰もいなかった。



シンはサングラスを外した。




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