君がいれば・・・①
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和馬がチャンネルを戻すと丁度シンが黒塗りの車から出てきた所で、デパートに入って行く様が写っていた。
「あれ?あのデパート セナの……」
和馬が気付き、呟く。
「あら?瀬奈は?」
母親がキッチンから出てきた。
「自分の部屋に行った」
和馬が聞かれたから答えたのに母親はTVに釘付けだった。
「あ~ん やっぱりシンはカッコいいわね~ あ~ 私も行けばよかったわ~!」
「気持ち悪いから 母さん……」
年甲斐もなく韓流スターに夢中な母親にちょっとうんざりの和馬だった。
「あんた 憎まれ口利いてないで大学受験の勉強でもしなさいっ!まったく今日は予備校休みだからって」
和馬の言葉が数倍にして返ってきた。
瀬奈がTVを見ていたらジフン(シン)の正体が分ったはずなのだが……。
和馬がチャンネルを戻すと丁度シンが黒塗りの車から出てきた所で、デパートに入って行く様が写っていた。
「あれ?あのデパート セナの……」
和馬が気付き、呟く。
「あら?瀬奈は?」
母親がキッチンから出てきた。
「自分の部屋に行った」
和馬が聞かれたから答えたのに母親はTVに釘付けだった。
「あ~ん やっぱりシンはカッコいいわね~ あ~ 私も行けばよかったわ~!」
「気持ち悪いから 母さん……」
年甲斐もなく韓流スターに夢中な母親にちょっとうんざりの和馬だった。
「あんた 憎まれ口利いてないで大学受験の勉強でもしなさいっ!まったく今日は予備校休みだからって」
和馬の言葉が数倍にして返ってきた。
瀬奈がTVを見ていたらジフン(シン)の正体が分ったはずなのだが……。