★短編★君に会えたら
今日、この時までは信じれない気持ちのほうが、大きかったから…

遺影はあのニカッと笑った吉野。
周りには
似顔絵や折り紙が置いてあって

「それね、あの子が勤めていた、幼稚園の子供達が送ってくれたのよ」


きっと、好かれていたんだろうな。

園児に囲まれて、笑う吉野が想像できる

「どっちが園児か分からないって、園長によく言われてたみたい」

そお言って笑う顔は吉野と一緒。


「お友達から聞いて来てくださったのかしら?」

お母さんはお線香をあげ終わると
私にお茶をだしてくれた。


「はい…。
あの、信じてもらえないかもしれないですが…」

私は吉野と会った事を話した。

吉野が本当に亡くなった事も今日まで信じれなかった事。

吉野に救われた事。
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