不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
カレーを煮込みながら、サラダを作り、健一のうどんを茹でる。

牛乳で薄めたカレーをかけるだけ。

ーーピンポーンッ

…太一かな?

もう19時過ぎてるし。



百「ごめん!星弥、出て?」



星「良いよー!健一も行こう!」



…別に連れて行かなくても。

空っぽなリビングって、私は何だか嫌い。

調理しながら、健一がベビーベッドで寝てたり、オモチャで遊んでる姿を見るのが幸せだから。



太「星弥ッ!?しかも何だこの段ボール…」



星「僕、家出して来たから、しばらくよろしく!」



太「百合亜が良いなら別に」



…何、嫌なの?
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