裏切りの少年
29. 警固
―――相棒と手を組んだ後
俺は五十嵐の殺害に加担した。
相棒が五十嵐の任務を殺害しなければ、『G』での立場が危うくなる。
2人で警察本部を襲撃し、多くの犠牲と共に五十嵐を殺害した。
殺害後、用意しておいた今後の『計画』を相棒に説明した。
そして、俺達は別れた。




―――計画
これまでは『Infinite Information』の『資金』と相棒に会うための『餌』作りをした。
その結果、少ない資金で『Infinite Information』から動画の一部を手に入れた。
そして、五十嵐を使い、相棒を仲間にした。
今後は相棒から『G』の情報と資金を貰い、行動する。
俺は『W』内部に潜入して、『G』の裏切り者を見つける。
相棒は『G』 内部から、解析された『Infinite Information』のデータ―と『世界の出方』を探る。
また、以前からH社に依頼していた解析を相棒に担当してもらう。




このことで
1.俺自身で動画を見つける。
2.H社に依頼して動画を見つける。
だけでなく、
3.『W』内部にいる裏切り者から直接、動画内容と『世界の出方』を聞く。
4.『G』内部から動画と『世界の出方』を見つける
ことができる。




俺は『W』の『過激派』の傭兵として活動した。
相棒は『G』本部に戻り、議長隠密部隊から管理部への人事異動の書類を提出した。
書類は受理され、世界各地の情報を集める仕事をした。
しかし、計画を実行して8年が経過したが成果はなかった。
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