お揃いの絆創膏【短編】






俺の質問に落ち着いて答える金城。



「だから、義理だって。もうすぐ卒業するから最後だけでも女らしくしようと思ったって言ってた」




「野球部全員貰ったのか?」



「ああ。朝居なかった奴は、ロッカーに入れとくってよ」


俺のロッカーにも入ってるのかな。


そう思いながら、長い授業を終え、急いで部室へ向かった。








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