冬恋 ~フユコイ~
生まれて初めて飲むシャンパン。
出されたお料理は、とても綺麗で上品な味だった。

キャビアもトリュフも生まれて初めて。
フランス人シェフの言葉は全く理解不能で、佐伯さんが説明してくれなかったら、何か分からないまま味わうところだった。

「佐伯さんって・・・」

「浩輔、って呼んでくれない?」

「浩輔、さん?」

「そう!ホントは呼び捨てがいいけどね」

「浩輔さんは・・・どこにお住まいなんですか?」

「ニューヨークだよ。行った事、ある?」

「いえ、ないです!海外は一度も・・・」

「そっか。じゃあ今度、遊びに来る?」

はい・・・?
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