《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
『……姫の所には凰牙をよこす。

少しの間だ。すぐに戻る』



「あっ……!」



当麻クンの手前何も
言えないでいると、銀の
声はそう言ったのを最後に
聞こえなくなった。


……氷龍の所に
行っちゃったんだ。



「姫川? どうしたんだよ
さっきから……」



「あ――…。

ううん、何でも――…」



あたしは不安を拭い
切れずに震える声で答えた。



銀が離れた心細さよりも、
氷龍に挑みに行った彼の
身が心配で心がざわつく。


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