私、もうちょっとで30代です。でもピンクなんです。
私だって、一応、大人の社会人だ。本当に催眠術にかかる訳ない。ぬいぐるみについて行ったのは、単に寝ているだけの休日には飽きていたからだ。
でも、この判断は正しかった。
!!!!
「レッド、ブルー、イエロー、グリーン、ブラックだ。」
ギャー、本物の楽園だぁ!今朝の夢は正夢、いや予知夢に違いない。遂に春爛漫だ!
「・・・。1人多い。」
「本当だ。」
「これじゃ、ゴレンジャーじゃないよ。」
ギャー、イケメンの生の声!夢だと声は分からないもんね。
「ピンク、可笑しくないか?」
「イメージしていたピンクと違う。」
「オバハンじゃん。」
イケメン5人は声を揃えて、落胆した。
「あれ、本当だ。テへ、間違っちゃった。うーん、スターロクレンジャーは言いづらいし。やっぱり見た目麗しいスターゴレンジャーが好いし。うーん、あっ!ピンクは見た目麗しくないから、+1ってことで。」
「スターゴレンジャー+1、出撃!」
「オォ!」
ぬいぐるみとイケメンたちは、出撃を開始した。
・・・。ちょっと待て。
私は、オバハンじゃなーい!
こうしてまもなく30代のピンクを含むスターゴレンジャー+1は、始動したのです。
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