銀髪の王子と黒髪の王女
王子は渡された手紙の宛名を見ました。
そこには、拙い文字で『銀髪の男の子様』と書かれていました。
王子は慌てて、手紙の中身を読みました。
そこには昨日の王女の行動についてのこと、王子と会って思ったこと、また会いたいと王女が思っていること等が書かれていたのです。
王子は王女が同じことを思っていることに驚きました。
そして、嬉しく思いました。
でも同時に、王子は本当のことを書きたくないと思いました。
王子は手紙の返事を書きました。

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