銀髪の王子と黒髪の王女
本当のこと〜前編〜
それを肯定とみてとった魔法使いは言いました。
「まったくこれだから誰かに魔法をかけるというのは、やめられませんね〜。私が思った事とは違う出来事が必ず起こる・・・・・・」
「? 何を・・・」
「王女!!」
王女は後ろの声に反応して振り返りました。
そこには、王子と少女と青年の姿がありました。
その前を一匹の蝶が飛んでいました。
王女の目の前へ来ると蝶は元の髪飾りに戻りました。
魔法使いはその光景を見て、感心したかのように言いました。
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