澤木さんのこと。


「澤木さん!!」


三週間後。


お弁当はあれから毎日お隣さんにお任せして。

あたしは澤木さんに会わず、期末テストを頑張った。

そして結果を受けとった今日、その足で澤木さんの元へ訪れた。



こんなに会わないのは正直初めてで。

久しぶりだからすごく緊張する。



「あれ?いないのかな?」


不思議に思いながらも

「澤木さ~ん!」



もう一度名前を呼んでみる。

でも応答なし。

仕方ないな


「開けてくれなきゃちゅーしちゃいますよ!!」


そう声を上げたのと同時に

「お前バカか!」

怒鳴りながらドアをあけてきた。


もわっとする暑さの空気に混じって

「うわ、くさ!!」

鼻を突く異臭がしてくる。

そして

「さ、澤木さん!?」
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