守護まにゅある!
「あ、の 私に何か・・・用事かな」

「うん 今度提出のレポートの範囲良くわかんなくなっちゃってさ」

「・・他の人に頼まないの」

倒した椅子を元の位置に戻して、鞄を肩にかける。

私と一緒にいたらきっと彼に迷惑が掛かってしまうかもしれない。

今だって他の人がちらちらとこちらを見てくるのがわかる。

早く、彼と離れないと。

雅之から逃げるようにその場から歩きだす。

「紗夜! 待ってくれよ、俺なんか悪い事した?」

「何その浮気した男みたいな台詞 別にあなたは悪い事なんてしてないわ」

悪いのは友達をつくれない私。

私のせいであなたは皆に好奇の目で見られ、もしかしたら友達の輪から外されてしまうかもしれない。

馬鹿馬鹿しいと思う?

でもそれが人間なのよ。

いじめられてる子の味方をする子がいじめられるのと一緒。

いつも周りに誰かがいたあなたは分からないだろうけど。

「俺が悪くないんなら別に平気だろう 何がそんなに嫌なんだ? あ、もしかしてレポートの範囲紗夜も分からないとか?」

廊下を進む度にこちらを見る視線が増える。

あぁもう
やめて、諦めてよ

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