恋愛遍歴-愛を求めた日々-

この日、年下の若い男との熱い時間を過ごした茜


部屋に戻り、早速小説の執筆に取り掛かる。



「二人の熱い夜。
真夏でもないのに、汗だくで抱き合う二人。


彼は野獣の如く、目をギラつかせ、彼女をベッドに押し倒した。


もの凄い力で彼女の両腕を押さえ付け、ギラギラと欲情した目で見つめる。


彼の欲情は容赦なく彼女に襲いかかる。


激しい息遣いで、彼女の唇に彼の唇が重なり、
彼女の舌にくちゃくちゃと音を立てながら激しく絡ませ、
彼の手は、片手では収まりきらないほどの豊満な胸をもみ、
濡れて行く自分を感じながら、彼女までもが、欲情をむき出しにしてしまうのだ。


二人は激しく絡み合い、もつれ合い、快感は頂点へと辿りついてしまう」



ここまで入力すると、キーを打ち込む手が止まった。


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