狼な執事サマ!!
進展しちゃいました!
次の日。
祐也のお父さんらがうちへ来るため朝から大騒ぎのあたしのお父さんとお母さん。
祐也にも私にも。
あれだこれだと服を着せた。
「別にいいですよ。
うちの親のためにそこまでしなくても。」
とお母さんに言う祐也。
でもお母さんは、
「だめよ。
せっかく香里と会うんだもん…。
おしゃれしないと。」
と張り切っていた。
お父さんも、
「せっかくお母さんの友達に会えるんだ。
恥ずかしくないようにしないと。」
なんて言って鏡とにらめっこ。
その様子を見て私と祐也は「はぁー」とため息を突いた。