world story

歪んだ世界

翌日、リト達はモーレルの家を出る。


「またいつでも来なさい」


「ええ、昨日はありがとう」


レーナはモーレルに手をふる。







地上に舞い降りたリト達


「まさか天界と地上を繋ぐ所があったとはねぇ…」


エニーが腕を組む。


「ええ、じゃあ行きましょ」

「ベリアデス…ですか?」


ダンがレーナに恐れながら言う。


「そうね…早く倒したい…私を利用したトゥールスを」


「ねえ、あれは何?」


ダイナが空の向こうを指さす。


濃い紫色の球体が宙に浮いている。


「なんだあれは?」


「とにかく行ってみよう、トゥールスに関するものかもしれん、アラストに乗れ!」


ウェースはリト達をアラストに乗せると球体に向かって出発する。






「近くまで来ると…そんなに濃い紫じゃないな…」


「しかも透き通っている…中に入れるんじゃない?」


「…行ってみるか?」


ウェースは恐る恐るハンドルを動かし、アラストは球体の中に入っていく。


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