world story
「う…」


球体の中に入った途端、目の前が白い世界と化した。

「この感覚…もしかしたら!」


そしてしばらくしたらもうひとつのあの裏世界が見えた。


「やっぱりダイナの世界だ!」


「…トゥールスのせいで…世界がおかしくなってきちゃってる」


レーナはいつもより低い声で呟く。








「あの紫の球体は私と世界とリト達の世界を繋ぐ世界だったのね…」


リト達の世界に戻ってきて、ダイナは言う。


「あの球体…なくならないわね」


「…おかしいわ…だって…世界の分裂を防いだと同時に…こんなことになるなんて…これもやっぱり…トゥールスのせいかしら」


「そうかもな」



「早く…倒さないと…いけないのね…」


「ねえレーナ…これからベリアデスに行くの?」


「そうしたいけど…今行ったってすぐにやられるだけ…どうしよう」


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