(´Д`)



うげええぇぇぇぇ。


「ちょっと
さっちゃん大丈夫!?」

大丈夫じゃないから
こういう事に
なっているんでしょ。

私はウメコのウザさに
気持ち悪くなって吐いている。

残念ながらウソ。

「さっちゃんって
コーヒーカップ乗れないでしょ?」

乗るかボケ。
しかしあの渦巻が
あんなに回るものだとは
思わなかった。


住宅街。

私は家々の間の
道路で大の字で休む。

「本当に大丈夫?」

だから“大丈夫”なんて
一言も言ってない。

足のほうから車の音がする。
こちらに近寄ってくるみたいだ。

「あ、車」

道路で大の字になる私を
心配せずにウメコが呟く。

そして、車は私の上を
何事もなく通って行った。

ちょースリル。

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