【完】きっと、ずっと恋をする

「さてと…雄太郎はテーピング必要?」



先輩マネージャーが雄太郎に尋ねた。



「あ、ですね。俺、右足捻挫しやすいんで、お願いします」



雄太郎はヒョイっとステージの上に飛びあがると、右足のバッシュを脱いでソックスを脱ぎ始めた。



「美月ちゃん、これがテーピングね。直接貼ると肌が荒れちゃうから、テーピングの前に、このラップっていう柔らかいテープを巻いてね……」



そう言いながら先輩マネージャーは、雄太郎の足に器用にテーピングを巻いていった。



「先輩上手ですね。テーピング巻くの、むちゃくちゃ速いし」



雄太郎が感心しながらウンウンと頷いて、そう言った。





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