【完】きっと、ずっと恋をする
「…すごいね、雄太郎」
「え?どうして?」
雄太郎は思いもよらない私の言葉に驚いたようで、ガバリと起きた。
「俺…すごくないよ。こんなんなって…弱いじゃん」
「そんなことない。雄太郎は辛くても苦しくても逃げ出さなかった。一人で抱えて、必死に今まで戦ってきたんじゃない」
正直にそう思った。
そして、そんな姿を一度も私に…私達に見せなかった雄太郎のことを、強いと思った。
「こうして、雄太郎の気持ち聞けてすごく嬉しい」
「……美月、お前って変わってる。俺、こんなこと言ったらガッカリされると思ってた」
「そう…なのかな?」
そう答える私を見て、雄太郎はふっと声を零して笑った。
「元気になったら、またバスケする。速攻する」
「……うん」