キスしたくなる唇に。


可愛い女の子たちは、『ちぇー』なんていって席へ戻っていったものの、


その後数時間おきにまた『本当に来ない!?』なんてしつこく聞いてきた。





あたしらは『来ない』と返し、とぼとぼと歩く女の子の背中をただ見つめた。



…違う人頼めばいいのに。

それともあたしを引き立て役にしたいのだろうか。




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