恋愛妄想
恋愛妄想
荷造りは比較的時間が掛からなかった。

二人の思い出や
恋に浸った時によく聞いたCDを売って
たまに泣いた。


私を待つ次の運命。
もう恋をしないと決めた。
彼を最後の人にしようと決めた。

彼を傷つけた事を忘れないでいるために
次に私ができる事は贖罪だ。

でも 楽しい事もあった。

恋はしないと寂しいものだが
したらしたで自分1人の問題じゃなくなる。

時には相手を傷つけ
自分も傷つける。
そして周りさえ巻き込んで
まるでハリケーンのようだ。

仕事一筋に生きるにはスキルがなくて
女1人で生きるには世の中はちょっと厳しい。

でも…

世の中には恋愛に向いてる人と向かない人がいて
私は間違いなく後者だ。

これからまた胸を締め付けるような切ない出会いもあるだろう。
でも私には自信がない。

これだけは何回経験を重ねても
私は私の中の自分とまず戦わなければいけない。

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