嘘と悪魔の愛【実話】
「ちょっと寒いけどここではなそ?ここならばれないよ」
なるほど。大輝たちに先にエレベーターに乗って行ってもらおうという魂胆か。
「で、何があったの?」
「徹也と別れた」
あたしはばっさりと言い放った。
「まじか?!はー、だから…いつに?」
「昨日のはなしだよ」
「昨日!?大輝何考えてんの?!馬鹿なの?死ぬの!?」
「きっと馬鹿なんだよ」
馬鹿じゃなきゃ呼ぶはずがない!!
「じゃあさ?あたしはどうすればいい?」
「あたしの傍に居て?それだけで助かるから」
「わかった!!」
おお、気合十分だなぁ。
「ま、話も済んだし店にはいろ?」
「だねっ。早くいこ!」
と、言うわけであたしたち二人はエレベーターに乗り込み店へ向かった。