俺が恋したお嬢様



「松崎くん!」


「えっ?」


席を立とうとしたら、隣にいた女に話し掛けられた。



「松崎くんも行く?クラスの親睦会」


化粧しまくりの顔で、首を傾げて見てくる。


なんだ?このケバい女。



「いや、止めとくよ」


「え〜?どうしてぇ?」


「ごめんね?」


一応、ニコッと笑って返事する。


早く、雪乃のとこ行きたいんだけど。



「じゃあまたねぇ」


不満そうに言う女に俺はもう一度、「ごめんね」とだけ言い急いで雪乃の元へ行った。



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