【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
「大丈夫?」


後頭部に手をやると、すごい勢いでオレから離れる香月。


「大丈夫だから!増田くん教室戻った方がいいよ。矢吹先生来た!」


「げ、マジ?」


振り向くと、チャイムが鳴る前なのに矢吹がウチのクラスに向かって歩いてきていた。


アイツと顔合わせるとまたなんか言われそーだな。


しゃーない、戻るか。


「じゃ、また来るわ」


香月を残し、教室へと戻った。


あ~やべぇ。


今、香月がどうしてるとか気になってしょーがない。


なんで同じクラスじゃねーんだよ。


イライラ……。


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