【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった
それに、No.6ってまた中途半端な……。


「毎日、筋トレしてるの?あ、今ってもしかして、鏡見て陶酔してたとか!邪魔しちゃった!?」


……アホか。


なんでオレがそんな、ナルシみたいなことすんだよ。


「違うけど。さっさと出てけよ……」


「あっ、そういえば~。さっきウチの前で、ナナちゃん見たよ」


「えっ!?」


「さっきって言っても、2時間ぐらい前だけど……」


それを早く言えよ!


「見たって……チャイム鳴った?それとも、通りすぎただけ!?」


「わからないな~。私が帰って来たときに、ちょうどウチの前に立ってて。

声かけたら、慌てて帰っちゃったんだよね」


マジかよ……。


2時間前つったら、着信あったぐらいの時間?


もう0時近いし……。


さすがにウチに戻ってるよな。


あの電話は、かけ間違いなんかじゃなかったっつーことかよ。


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