【短】full blossoms~フル・ブロッサム~
「なに??てか、あれってうちのクラスのあたりじゃない?」
騒がしい方を見るとみゆきのクラスの陣地だった。

みゆきが立ち上がると
「いた~~~!!!
坂下あそこにいるぞ~~!!」

「みゆきちゃん~~!!こっちこっち!!
早く~~!!!」

一斉にみんながみゆきに声をかけた。

「え?何?なんなの?わけわかんな…。」

みゆきがたじろいでいると横から強い力で腕をつかまれた。

「えっ!!???」

「走れ!!」

「関根?」

みゆきの腕をつかんだのは関根だった。
言われたとおりに関根に付いて頑張って走るみゆき。

「なに?ハァハァ
ちょ…関根!!なにこれ?ハァハァ」

走りながらみゆきは言った。
関根はハァハァ言いながら無言で走っている。

クラスのみんなが興奮して応援してる。
女子はキャーキャー言っている。

利佳子達はポカーンとしてる。
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