不良彼氏〜金髪と天然〜



「ただいまー」



家に帰ると7時を過ぎていた。



「よお、遅いじゃねぇかユズ」



そこには見たくない人の顔が。



「なんでいるのよ、アツ兄」



「んだよ、いたら悪いのかバカユズ。」



「うるさい。どうせ彼女でも連れてきたんでしょうが」



アツ兄が帰ってくるときはろくなことがない。



もう慣れちゃったけど。



「おお、鋭いなユズ。さすが俺の妹!」



あたしはあんたの妹だってことが嫌で嫌で仕方ないよ。




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