白いベンチ

日常



新学期が始まり、私は高校二年になった。


涼平と名乗る男にはあれから会っていない。


春休みが終わり学校が始まると思い出すこともなくなっていた。






『咲!今日も先輩と帰るの?』


同じクラスのマナが話しかけてきた。
マナはおっとりとしてかわいらしい女の子



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