White Witch
水の中は思ったよりも冷たく、まわりは真っ暗で先を泳ぐミランダが辛うじて確認できる。
ミランダが言ったとおり、思った以上に深さがあり普通の状態では底まで辿り着く前に息が持たなくなったと思うくらいなのに、まだ平気だ。
二クスがいろいろと感心していると。
ミランダが岩陰にある、半透明な植物を指差しで示してきた。
これがカイソウか。
このあたりの水底の岩陰に集中して生えているようで、ミランダは手馴れた手つきでとっていく。
ニクスもミランダに何度か、水面に浮上してカイソウを採る。
だんだんと水の中に慣れてきた二クスは水底に何か居るのに気がつく。
それは、ヒトデのような体からタコのように足のようなものが先から生え、その足のようなものが異様に長く、水底をその足を使ってはって移動していた。
気になって、二クスはカイソウを採ることを忘れじっと観察していた。
すると、いきなり姿を消した。
先まではっきり見えていたのに、いきなり消えるなんて。
二クスはそのヒトデのようなタコのような生き物が居たところを手で探してみると、チクっとなにか刺さった感覚がした後、辺りいったいが黒鉛のように真っ黒になった。
流石にそれには驚き、その場をすぐに離れる。
ミランダもその事態に気づき二クスの近くに寄ってきた。
しかし、水中では言葉を話せないので一旦二人で浮上した。
「はぁ、どうしたんですか?」
ミランダが聞くと。
「タコのようなヒトデみたいなのが居て、一瞬で姿を消したから気になって探したら・・・急に辺り一帯が真っ黒になった。」
二クスはその時のことを思い出して言った。
ミランダが言ったとおり、思った以上に深さがあり普通の状態では底まで辿り着く前に息が持たなくなったと思うくらいなのに、まだ平気だ。
二クスがいろいろと感心していると。
ミランダが岩陰にある、半透明な植物を指差しで示してきた。
これがカイソウか。
このあたりの水底の岩陰に集中して生えているようで、ミランダは手馴れた手つきでとっていく。
ニクスもミランダに何度か、水面に浮上してカイソウを採る。
だんだんと水の中に慣れてきた二クスは水底に何か居るのに気がつく。
それは、ヒトデのような体からタコのように足のようなものが先から生え、その足のようなものが異様に長く、水底をその足を使ってはって移動していた。
気になって、二クスはカイソウを採ることを忘れじっと観察していた。
すると、いきなり姿を消した。
先まではっきり見えていたのに、いきなり消えるなんて。
二クスはそのヒトデのようなタコのような生き物が居たところを手で探してみると、チクっとなにか刺さった感覚がした後、辺りいったいが黒鉛のように真っ黒になった。
流石にそれには驚き、その場をすぐに離れる。
ミランダもその事態に気づき二クスの近くに寄ってきた。
しかし、水中では言葉を話せないので一旦二人で浮上した。
「はぁ、どうしたんですか?」
ミランダが聞くと。
「タコのようなヒトデみたいなのが居て、一瞬で姿を消したから気になって探したら・・・急に辺り一帯が真っ黒になった。」
二クスはその時のことを思い出して言った。