~よくばりなお・姫・様~

やっぱし・・・

 ~次の日~

「フワァー!!良く寝たなぁ・・・
そうだ、愛を起こさないと・・・・」

 コンコン

「愛?? もう8時だよ 起きてよ・・・」

「うーん??あ、一樹・・・・おはよう・・・・」

「おはよう!今日はとっても晴れてますね!!」

カーテンを開けた、そしたら
庭で誰かが車に乗ってる・・・・
あの人は、母様だ・・・
寝ぼけているのかと思い2度見ました・・・
あの服や髪型・・・
 まさしく母だ!!

「一樹?」

「ちょっと、待ってて!!!すぐ戻ってくるから!!」

「ちょ、ちょと!!」

 ダダダ

「ハアハア・・・あっ!!!待って!!お母様!!!」

ボクは無力だ・・・
庭まで走ったけど、車のスピードには追いつけなかった・・・

「クソ!!!!クソ!」

「か、一樹・・・」

私が見た一樹はいつもとは違かった・・・
何かを求めようとしている顔と、自分の力に悔んでる顔だという事が
分かった・・・
だから、私が一樹をー・・・

「一樹・・・大丈夫だよ・・・ね?」

ボクが見たその顔は笑顔がとっても溢れていた・・・・
その顔を見たら涙が止まらなくなった・・・・

「もう、私が誰も傷つけないよ・・・」

ふいに、抱きしめられた・・・・
愛のにおいは心を癒してくれるようなにおいだった・・・
いつか、愛が消えてしまうと考えると、とても怖かった・・・・
悔しかった・・・ボクにもいつか、人を守れるようになりたっかた・・・
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