(禁断)瞳を閉じて。【完】
―遥 SIDE―



「う、海…?」



気付いたら、海も車も…私の前から消えて居た。



「海ぃ゛ー…っ…」



私が泣いても、叫んでも仕方ないのに、泣くしかなかった。

私は前に連絡先を交換した美咲さんに電話した。



『もしもし?』



美咲さんは2コールで出てくれる。



「陸さんの電話番号……海が…海が……」



上手く伝えられない私に対し、美咲さんは『落ち着いて』と言う。

でもしばらくして、洋介さんに変わって居た。



『遥ちゃん。もしかして海ちゃん…車で拐われた?』



…何で…わかるの…?
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