桜吹雪
「それじゃあ僕達はこの辺で・・・」
そう言って中に入って行こうとする真先生と洋介先生。
『あ、あの!!!』
「はい?」
「なんでしょう。」
声をかけると二人はゆっくり振り返り、私を見る。
『あの・・・大丈夫ですか?』
「「・・・は??」」
なんの事かわからないとでも言うかのようにキョトンとしている二人。
『あ、えっと、さっき顔が真っ赤だったから、風邪気味かと思いまして・・・』
「あ!あれは!!」
「気・・・気にしないでください!」
『え?じゃあ大丈夫なんですね?体調がすぐれないとかではなく・・・』
と私が言うと
二人はこれでもかっ!ってくらい大きく頷いた。
『そうですか!良かったです』
「「・・・っっ////!!」」
『でも無理はしないよう体調に気をつけて頑張って下さいね』
「「は・・・はい////!!」」
微笑みながらエールをおくったら
またもや何故か顔の赤を濃くさせた二人は、
そそくさと園内に入って行った。
「・・・真先生の次は洋介先生まで・・・もうあれは駄目ね。完璧おちてるわ・・・若い先生達が落ち込むだろうに・・・」
ボソボソと呟いた月乃先生の言葉は叶那には届かず、風とともに溶けていった・・・